シトリックス・システムズ・ジャパンは6月11日、ビジネスをモバイル化するソリューション「Citrix XenMobile Enterprise」を発表した。1デバイスあたりの年間ライセンスが9,750円から。国内では7月10日より提供を開始する。

XenMobile Enterpriseは、デバイス、アプリケーション、データ管理、モバイル生産性アプリケーション、ライブサポートといった多数の技術を統合したソリューション。

Citrixは、デスクトップPC、ノートブックPC、スマートフォン、タブレット、Android対応カメラなど、さまざまなデバイスをサポートしている。XenMobileでは、このサポートを拡張し、ViewSonicのAndroidベーススマートディスプレイに対応した。これらのデバイスにはXenMobileがあらかじめ搭載されており、リモートからアプリとデータを提供してセキュリティを確保できる。

XenMobile Enterpriseには、電子メール、Webブラウジング、セキュアなドキュメントの共有・同期・編集機能などを提供するセキュアなモバイル生産性向上アプリケーション「Worx Mobile Apps」が含まれている。また、Worx対応のサードパーティ製アプリも利用可能である。管理者は、新しいWorx App Gallery上でWorx対応アプリケーションを探し、XenMobileを介してユーザーのデバイスに提供できるようになる。この新しいアプリケーションマーケットには、全世界のモバイルアプリケーションベンダーから80本以上のアプリケーションが登録される予定とのことだ。

さらに、ShareFileとXenMobileを統合することによって、モバイルデバイス上のセキュアなコンテナー内でデータを表示・編集・共有できるようになった。また、SharePointやネットワークドライブなどを含むクラウドや、オンプレミスシステム上のデータにもシームレスにアクセスすることができる。