アドビ システムズは10日、写真編集ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」のダウンロード版の提供を開始した。同社のサブスクリプション制サービス「Adobe Creative Cloud」や公式Webストア「アドビストア」での取り扱いのほか、全国のアドビ製品取扱企業、販売店、家電量販店でも順次販売が開始される。
「Photoshop Lightroom」は、アマチュアフォトグラファーやプロフォトグラファーを対象ユーザーとした写真編集ソフト。このバージョンから搭載された新機能には、斑点やほこりなどの汚れを取り除くことができる「高度な修正ブラシ」、画像を分析して建物などの被写体を自動的に水平に補正する「Uprightツール」、写真に丸い形の効果をかけられる「円形フィルター」などがある。
加えて、ストレージ上に保存したオリジナルファイルをオフライン下でも編集可能な「スマートプレビュー機能」も備えており、同機能で加えた編集やメタデータの変更は、オンラインに接続した際、自動的にオリジナルファイルへ適用される。各機能の詳細については、同ソフトのパブリックベータ版公開時の記事を参照してほしい。
なお、「Adobe Creative Cloud」のメンバーは、「Photoshop Lightroom 5」を追加料金なしでダウンロード可能。アドビストアでの提供価格は、製品版が1万6,000円、アップグレード版および乗り換え/特別提供版が9,600円、学生・教職員個人版が6,600円。アップグレード版の購入条件は、「Photoshop Lightroom 1.x/2.x/3.x/4.x(日本語版)の正規登録ユーザーであること」。ちなみに、パッケージ版は6月21日から販売店、家電量販店にて順次発売となる。