世界報道写真財団および朝日新聞社は、「世界報道写真コンテスト」の優秀作品を展示する「WORLD PRESS PHOTO 13 世界報道写真展2013」を開催している。会期は8月4日まで(月曜休館、月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館)、開館時間は10:00~18:00(木・金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都写真美術館 地下1階 展示室。入場料は一般700円、大学生600円、中高生・65歳以上400円。
この展覧会では、2013年2月にオランダ・アムステルダムで行われた「世界報道写真コンテスト」の入賞作品を展示する。同コンテストのグランプリ「世界報道写真大賞2012」に選ばれたパレスチナのガザ地区で撮影した作品や、2012年3月に岩手県・陸前高田市で撮影された、東日本大震災からの復興を目指す地域の人々、そして震災の爪痕のすさまじさをとらえた写真などが展示される。
また、同展に関連して、フォトジャーナリズムおよびフォトドキュメンタリーの現場を学ぶためのプログラム「第6回 写美フォトドキュメンタリー・ワークショップ」が展開される。開催日程は7月13日~15日の3日間で、各日ともに開始時刻は10:00から。3日間で行う集中セミナーで、同コンテスト受賞歴のある写真家・Q.サカマキと雑誌「AERA」フォトディレクターの外山俊樹が講師を務める。受講料は2万円。事前申し込み(6月21日締切)が必要となるため、応募条件は同館Webページで確認してほしい。
なお、同展は1年を通じて世界各地の約100都市で開かれる展覧会で、日本国内では東京都写真美術館での会期の後、大阪、京都、滋賀、大分でも巡回展が行われる。