東芝とヴイエムウェアは6月10日、東芝の「仮想デスクトップクラウドサービス(DaaS)」の開発に関して、両社で協力することに基本合意したことを発表した。
仮想デスクトップクラウドサービスとは、クラウド事業者が提供する基盤上で、デスクトップ環境を提供するサービス。ユーザーは、クラウド上にデスクトップ環境やドキュメントを保存でき、社外からでもオフィスと同じように利用できる。
今回開発するサービスは、東芝ソリューションのストレージ「Toshiba Total Storage Platform」に、ヴイエムウェアのデスクトップ仮想化ソフト「VMware Horizon View」を組み合わせたシステムをコア技術とする。東芝は、サービス提供のためのクラウド基盤を設計・構築するほか、2013年秋から米国を皮切りにグローバルに展開する予定で、ヴイエムウェアとマーケティング面においても協力する。
なお東芝ソリューションは、ヴイエムウェアの仮想デスクトップソリューション認定プログラムである「VMware Rapid Desktop Program」に、日本企業として初めて参画する。