環境省は7日、6月4日に開催された熱中症関係省庁連絡会議において、政府における今夏の熱中症対策をとりまとめ、発表した。
発表によると、政府の主な取組は、気象情報の提供、注意喚起(気温の観測・予測情報の提供、暑さ指数の情報提供)、予防・対処法の普及啓発(「熱中症予防強化月間」の設定、日常生活、高齢者、学校現場、職場等の各場面における熱中症対策の普及啓発、研修会及び講習会の実施等)、発生状況等に係る情報提供(熱中症による救急搬送人員数・死亡者数など、発生状況の公表等)など。
そのなかで、環境省は、気象情報の提供、注意喚起、予防・対処法の普及啓発、民間企業と連携した「熱中症予防声かけプロジェクト」の推進などのほか、「熱中症環境保健マニュアル」、「熱中症~ご存じですか?予防・対処法~」、「環境省熱中症情報」といった印刷物を先着順にて無料配布(郵送代は別途必要)する。
また、同会議では、近年、夏期(7~9月)における熱中症による救急搬送者数が急増し、さまざまな場面で幅広い年代層で熱中症が発生していることから、熱中症による救急搬送者数や死亡者数の急増する7月を「熱中症予防強化月間」と定めると決定した。
「熱中症予防強化月間」では、国及び地方公共団体の関係機関等における月間設置の周知、関係省庁等の取組の取りまとめとその周知、関係省庁等の行事における熱中症予防の呼びかけなどを行う。また、熱中症予防強化月間のポスターを環境省ホームページで公開している。