モリサワは、タイプデザインコンペティション特別セミナー「タイプデザイナーの視点」を開催する。開催日時は7月2日 15:00~17:40(14:30 開場)。会場は秋葉原UDX 4階 UDX シアター。参加費は無料(事前申込制)。

同セミナーは、国内外で活躍しているタイプデザイナーを講師に迎え、書体制作の基礎やそのプロセス、今後のタイプフェイスへの期待などについて、幅広くレクチャーを展開するもの。参加講師は、90年代半ばからマイクロソフトのスクリーンフォントシリーズのデザインに取り組むなど、手彫りの活版文字からコンピューターフォントまで手がけるマシュー・カーター氏をはじめ、モリサワのタイプデザインディレクターを務め(1985年~1992年)、アドビ システムズのオリジナル書体「小塚明朝」や「小塚ゴシック」を開発した小塚昌彦氏、大日本スクリーン製造の「ヒラギノUD(角ゴ・丸ゴ・明朝)」欧文デザインなどを担当した岡野邦彦氏の3名。それぞれの視点から、書体デザインについて講演を行う。セミナーの参加申し込みは、同社Webサイト内の専用フォームに必要事項を入力することで完了する。

また、同セミナーの講演者たちは、同社が2012年に開催したコンテスト「タイプデザインコンペティション 2012」に関わった人物で、カーター氏と小塚氏は審査員を務め、岡野氏は和文部門で金賞を受賞した。なお、同社は次回の「タイプデザインコンペティション」について、2014年の開催を予定している。