キヤノンITソリューションズは、汎用CADアプリケーション「TurboCAD v19シリーズ日本語版」を2013年6月21日に発売する。Windows8に対応し、ユーザーインタフェースが一新された。
TurboCADシリーズは、機械・建築・土木などの分野における設計・製図の現場で25年間、世界30カ国以上で活用されてきている。新バージョンでは、用途別に3つに分かれた製品に共通して、作業効率の向上のためユーザーインタフェースを改良しているという。
2次元製図用CADの「TurboSketch」は、エントリーユーザーからプロフェッショナルまで使えるコストパフォーマンスにすぐれた製品であり、ファイル互換機能を強化し、DWG/DXFはAutoCAD R14~2010/2011形式までの読み書きを実現した。
上位版となる「TurboCAD Standard」には、TurboSketchに3次元環境が統合され、基本オブジェクトのモデリングから、押し出し、回転、3Dメッシュなど、多彩なモデリング方法を用意。より写実的な表現が可能となるレンダリングエンジン「LightWorks」の最新バージョン8.3を搭載した。
最上位版の「TurboCAD Professional」は64bitマシンに対応。LightWorks 8.3に加えて、リアルタイムレンダリングを実現するミドルウェア「RedSDK」、PDFファイルを図面に挿入できる「アンダーレイ」、2図面を比較し相違点が確認できる「図面比較機能」などの機能が追加された。
キヤノンITSでは、さまざまな用途に対応した複数のCADソフトを販売しているが、中でもTurboCADシリーズは、これから製図を始めるユーザーから、さまざまな業種の企業ユーザーまで、多くの分野で活用されていることが特徴であるという。新製品は、初年度で3,000本の販売を見込んでいるとのことだ。