SCSKは6月6日、iOS、Androidに対応したSCSKの独自技術であるモバイル開発環境「Caede(カエデ) Ver2.0(以下、Caede2.0)」およびクロスプラットフォーム統合開発環境「CDE(Curl Development Tools for Eclipse) Ver8.0.3001」の提供を開始すると発表した。
「Caede」は、2012年9月に発表したiPhone/iPad/Android向けにハイブリッドアプリケーションを開発できるモバイル開発環境で、開発フレームワークやライブラリ、トランスレーターなどが含まれる「Caede SDK(Software Development Kit)」と、SCSKの独自技術であるリッチクライアント/RIAテクノロジー「Curl(カール)」の統合開発環境であるCDEの機能である「Caede Development Tools」で構成される。CDEを用いることでPC向けRIAアプリケーションからモバイルアプリケーションまでの開発が可能となる。
今回提供する「Caede2.0」および「CDE Ver8.0.3001」(Caede Development Tools Ver2.0を含む)は業務向けモバイルアプリケーションの構築を強化。同社によれば、従来のバージョンと比較した開発生産性は同社比50%以上を向上するという。
さらにコンシューマーをターゲットとした一般的なモバイルアプリケーションだけでなく、より高度なアプリケーション構築を可能とする6種類のグラフ、ドラッグ&ドロップ機能、CADシステムや設計システムのような複雑でビジュアル的な操作を必要とする2Dアプリケーションの構築までを可能としたShapeコントロールなどが追加された。