Zadara Storage,Inc.(以下、ザダーラ・ストレージ)は、KVHのデータセンターで、企業向けストレージ・アズ・ア・サービス「Virtual Private Storage(以下、VPSA)」を提供するため、日本市場に参入すると発表した。
米国でのサービスを拡張する形で提供されるVPSAは、2013年下半期からKVHのデータセンターで利用が可能になり、増大する顧客の需要に応える。
KVHでは、AWSに近接するKVHの低遅延ネットワークや、「AWS Direct Connect(AWSダイレクトコネクト)」向けサービス、KVH独自のパブリッククラウドとプライベートクラウドサービスを提供しており、VPSAがサービスを提供するのにあたり理想的な環境を提供している。ザダーラ・ストレージのVPSAは、KVHとAWSの日本の顧客に、1時間単位で使用することができるプライベートなSAN/NASを提供する。
占有のコア、キャッシュ、ディスク、ネットワークにより、業界最高レベルのパフォーマンスと機密情報の保護を実現する。これによりKVHとAWSのクラウドサービスの顧客は様々なアプリケーションを活用することができ、また、KVHのパブリッククラウド、プライベートクラウド、コロケーションサービスを利用する顧客は、企業向けストレージサービスを利用することで短時間での立ち上げや、拡張・縮小が可能となり、TCAとTCO 両方におけるストレージ費用を削減できる。
また、安静時と飛行時の両方で暗号化が可能で、クライアント毎に専用のハードウェアリソースとネットワークが割り当てられているため、セキュリティとデータプライバシー保護が実現できるように設計されている。
さらに、オンデマンドVPSAブロックおよびファイル・ストレージ・ソリューションは、専用のドライブを有する仮想化されたSAN/NAS、デュアルコントローラー、複数RAIDレベルのサポート、容量に応じたI/Oスロット、クラスタ共有ボリューム、パフォーマンス測定、時間単位の請求といった機能を備えている。
同社は、アジア太平洋地域全体における顧客の高い需要を背景に、エンタープライズ・ストレージのニーズに応えるため、主要なアジア市場においてビジネスを拡大していく。