サイボウズは、日本空港ビルデングが業務改善クラウド「kintone on cybozu.com」を導入し、羽田空港国内線旅客ターミナルの「迷子呼び出しシステム」を構築したと発表した。
羽田空港ではこれまで、館内で迷子を発見した際には、巡回案内係が最寄りの案内所まで案内し、記入用紙に必要事項を記入した上で、案内所からアナウンス室へFAXを送っていた。しかしこの方法では、案内所までの移動時間や、FAXの送信時間など、様々なタイムラグが発生していた。
そこで、日本空港ビルデングは2013年4月から「kintone」のシステムとiPadを利用した「館内呼び出し登録システム」の運用を開始した。
「kintone」導入後は、巡回案内係が迷子のを発見した場合、その場でiPadを使い「kintone」で作成した登録システムに必要事項を入力する方法に変更。また、既存サーバとのシステム連携により、情報登録と同時にアナウンス室のパトランプが点灯するしくみを実現し、館内放送までの時間短縮につながったという。