独SAPは6月6日、スイスhybrisを買収することを発表した。
hybrisは、1997年にスイスで創業された、eコーマス向けソフトウェアを提供する企業。Webやモバイルのみならず、実店舗、コンタクトセンターにも対応した"オムニチャネル"のプラットフォームを提供している。B2Cのみならず、B2Bの取引にも対応しているほか、マスター管理、オーダー管理などの機能も提供。業種別に特化したソリューションも用意しており、世界で500社以上の導入実績を誇るという。
SAPでは、今回の買収について、既存のSAPソリューションと組み合わせることで「セールス、サービス、マーケティング、コマースと、企業活動に必要な全領域の横断的な管理をサポートできるようになる」と説明している。
なお、買収の完了は2013年第3四半期を見込んでいる。買収後も独立した事業として運営していく方針。