Freescale Semiconductorは5月30日(米国時間)、科学、技術、工学、または数学の分野(STEM)におけるキャリアで成功し、次世代の技術革新者の育成を促すためには、将来の人材が技術に関するスタンダードな知識を持っていることが必要であるという教育課題に対応し、必要な学習機会を提供するべく、STEM教育に焦点を当てた財団「Freescale Foundation(フリースケール財団)」を設立したことを発表した。
同財団は、米国内国歳入法第501条(C) 第3項の規定に基づいて設立された非営利団体で、同社では、最初の出資金としてまず500万ドルを提供し、今後も出資を継続する予定だとしている。
同財団の目標は以下のとおり。
- あらゆる教育段階において科学・技術・工学・数学(STEM)の学習を促進する
- 女子や少数派に属する人々の間におけるSTEM教育の格差を軽減する
- 将来の技術を担う人材の育成に寄与する
- Freescaleの企業市民としての地位および社会的責任を強化する
なお、同財団では2013年度の助成金申込みを2013年8月30日まで受け付けており、申し込みを希望する団体は、同社社員の住居や職場のある地域の非営利団体であることが重点的な対象となるほか、同社社員が支持していることなどの一定の基準を満たすことで助成金を受け取ることが可能になるとしている。