先日、ASUSからコンシューマ向けの4K対応IGZOディスプレイ「PQ321」が発表された。想定される価格がかなり高額であるため、最初はグラフィック系の業務に従事している方や、高画質を求めるアドバンスユーザが購入するものと見られる。さらに、4Kディスプレイの購入には、利用するOSとグラフィックカードが、この性能に対応しているかを調査する必要がありそうだ。
Extreme Techが「Asus 4K monitor is just $4K, but don’t get too excited: Your computer isn’t powerful enough to use it」においてMacBook Pro (15インチ、Retinaディスプレイモデル)の外部モニタとしてPQ321を接続したようすを報告している。
同モデルにはNvidia GT 650Mが搭載されており、ハードウェアのスペック的には4K (3840 x 2160)の出力に対応しているという。ただし、Mac OS X側がその解像度での出力に対応しておらず、出力は2560 x 1600までスケールダウン。PQ321側が2560 x 1600の出力を受け取って3840 x 2160に適応して表示が実施されたと説明がある。
4Kビデオは優れた表示を確認できたとあるが、アプリケーションを動作させてハードウェアに負荷がかかるようにした状態にすると、動作がもっさりしたり、マウスカーソルのリフレッシュレートが遅くなることが確認されたという。4Kディスプレイの性能を発揮するには、OSとグラフィックカード双方に対応が必要といえる。