リンクとエーティーワークスは2013年6月6日、共同展開しているホスティングサービス「at+link」の「at+link 専用サーバサービス」において、「ハードウェアモニタリングシステム」を6月10日運用開始分より提供することを発表した。同サービスは、ハードウェア情報の変化を監視することで、異常な状態を事前に検知して障害発生を未然に防ぐというものである。
ハードウェア障害の多くは、ファンやディスクドライブなどの機械的な部品で発生する。すぐにはシステムが停止しないこともあり、小さなハードウェア障害が1つ発生しても、深刻な障害に至るまで検知されないケースも多いという。
このサービスでは、まずハードウェアの情報を定期的に記録し、平常時と値が大きく異なる場合や設定した閾値を超えた場合にアラートを発する。そうして異常な状態を事前に検知し、障害発生前に機器交換などの対策を行えるようにする。
定期的に記録するハードウェア情報は次のようなものだ。
- CPUの温度
- システム(M/B)温度
- CPUのファン回転数
- システムファンの回転数
- 電源電圧
これらの情報は、運用開始時から定期的に記録し、5分間隔で監視してあらかじめ設定されたしきい値を超えるとアラートが発せられる。このアラート内容をサービス側で検討し、必要に応じてユーザーに通知を行って、対策を提案する。
新サービスは、at+link専用サーバサービスにおいて、標準サービスメニューとして提供される。リンクによれば、ホスティングサービスの標準メニューとして同様のサービスを提供するのは業界初であるという。