東京都・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて、英・ロンドンのデザインスタジオ「Why Not Associates」の作品を展示する企画展「Why Not Associates - We Never Had a Plan So Nothing Could Go Wrong 予定は失敗のもと。未定は成功のもと。」が開催されている。会期は6月29日まで、開場時間は11:00~19:00(土曜は18:00まで、日・祝日は休館)。入場無料。
同展では、1987年に設立された英・ロンドンのデザインスタジオ「Why Not Associates」が手がけてきたグラフィックデザインなどを展示する。同スタジオの作品は、東京タイプディレクターズクラブが主催する「TDC賞」を何度も受賞しており、2012年には巨大タイポグラフィックパブリックアート「Comedy Carpet」がグランプリを獲得。日本のグラフィックデザイン分野においても実績を築いている。
COMEDY CARPET collaboration with Gordon Young, typographic memorial,2011 |
APOCALYPSE poster, royal academy of arts, london,2000 |
VOTE LABOUR poster, 1987 |
なお、同スタジオはイギリスの美術・デザイン専門の大学院大学「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」の同級生であるアンディ・アルトマン、デイヴィッド・エリス、ハワード・グリーンホルグが卒業と同時に立ち上げたもの。ファッションブランド「NEXT」のカタログや、グラフィックデザイナーのバイブルともいえる雑誌「Typography Now」のデザインなど、伝統的なグラフィックデザインの枠を越えた革新的な作品で知られている。主なクライアントは、英国王立芸術院、ポンピドゥー・センター、ナイキ、ポール・スミス、ヴァージン・レコード、BBC、テート・モダンなど。