NECは6月5日、NECのアジアパシフィック地域統括会社であるNEC Asia Pacificが、シンガポールの内務省(MHA)とシンガポール経済開発庁(EDB)による、パブリックセーフティ分野の実証実験「Singapore Safe City Test Bed」の参加企業に選定されたと発表した。
「Singapore Safe City Test Bed」は、シンガポールの安全・安心を維持する新技術の研究開発を推進するための実証実験で、複数の政府機関がそれぞれ保有する既存のセンサーとネットワークからデータを収集し、先進的な分析・情報共有技術によって、その統合・活用を実現する。
NEC Asia Pacificは、複数の企業とコンソーシアムを組み、その主導企業として同実証実験に参加する。
同コンソーシアムでは、コンピュータ・通信・データ伝送技術の進化や世界中に広がる電子機器の利用に伴う、政府機関の共通課題の解決に向けて、高度なセンサーデータ解析・リスク分析・相関モデリングなどの最先端技術を利用した政府機関横断の情報連携基盤「Inter-agency Collaboration」の実現を目指す。
なお、同コンソーシアムには、ESRI Singapore、iOmniscient Pte Ltd、Oracle、G Element Pte Ltd、GreenFossil Pte Ltd、ZWEEC Analytics Pte Ltdなどが参加している。