富士通コンポーネントは6月4日、消費電力「見える化」デバイス、1口タイプの無線機能内蔵スマートコンセントとデータ無線送受信ユニットをシリーズ化し、6月より販売開始すると発表した。価格はオープン。

スマートコンセントは、消費電力を「見える化」することで使用状況を把握し、節電対策のPDCAサイクルに役立つキーデバイス。コンセント1口ごとの消費電力データをPCで表示できるほか、別売のゲートウェイと接続することで、測定データをネットワーク経由で利用できる。

今回、ラインナップに追加されたのは、測定データを無線で送信可能な1口タイプシングルスマートコンセント「FX-5201PP/100」と、受信ユニットのワイヤレスベース「FX-5251WB」、既存のUSB出力4口スマートコンセントを最大4台まで接続しデータを無線送信するワイヤレスハブ「FX-5251WH」をラインナップ。

シングルスマートコンセント(右)、ワイヤレスハブ(中)、ワイヤレスベース(左)

シングルスマートコンセントで測定したデータはワイヤレスベースを中継して、既存スマートコンセントで測定したデータはUSB接続されたワイヤレスハブで収集しワイヤレスベースを中継して、ゲートウェイに蓄積される。

一台のゲートウェイでは、既存のスマートコンセントを最大64台(256口)、または、シングルスマートコンセント最大64台を管理可能で、既存スマートコンセントと無線スマートコンセントを混在させて使用することも可能となっている。

各製品の主な仕様は、「FX-5201PP/100」は外形寸法がW123×D82×H34.5 mm (ACケーブル含まず)、ACケーブル長が100±10mm (プラグ部含まず)、質量が約170g(ACケーブル含む)、「FX-5251WB」は外形寸法がW71×D71×H22.5 mm、質量が約93g、「FX-5251WH」は外形寸法がW90×D90×H22.5 mm、質量が約52gとなっている。