アビームコンサルティングは6月4日、アマゾンウェブサービス(AWS)のクラウド基盤をSAP導入・運用のためのサービスラインアップに追加し、新サービスとして提供を開始した。

本サービスは、企業のIT資産をクラウドに移行するのではなく、事業戦略の実現に必要となる業務システムの"あるべき姿"の作成からはじまる。既存のアプリケーションやインフラ、それらの利用状況などを分析、保有すべきシステムとアウトソースすべきシステムとを分類し、AWSの効果やメリット、どの部分をクラウドに移行すべきかを検証した上で、クラウド環境への移行を支援する。移行後の運用・保守に関しても、AWS向けの運用テンプレートを用意して、アビームがサービスとして提供するという。

同社によれば、ユーザー企業のメリットは、事前の情報収集や分析、移行の計画、実行支援までをアビームがワンストップで提供することにある。また、AWSを利用するため、ハードウェア面での制約がなく、新規事業や新サービスを迅速に開始するためのITインフラを整備できるとしている。