NECファシリティーズは6月4日、工場やオフィスの電気系設備・空調設備・冷熱源設備・自家発電設備・水処理設備等のインフラ設備について、運用・点検・保全から省エネ計画の立案・実行、設備のライフサイクルに応じた更新計画の立案・実行、各種行政対応までの設備管理業務全般を請け負うアウトソーシングサービス「FMソリューションNef」の提供を開始したと発表した。

アウトソーシングサービス「FMソリューションNef」

新しいサービスは、有資格者数が延べ5,000人を超える専門家集団である同社がインフラ設備管理の領域をアウトソーシングで請け負うことにより、企業のインフラ設備関連のコスト削減と安全・安心を実現し、企業は自らの中核的な事業活動に専念できるようにする。

具体的には、インフラ設備の省エネ診断を通して、エネルギーロスを減少させる設備運転やエネルギー効率の良い設備への投資対効果を踏まえた更新計画の提案・実施、手間の掛かる点検・検針20%削減や、排水浄化で生じる汚泥を減らすことによる産業廃棄物処理コストの削減、水の再利用による水コストの削減等、設備運用に関わるコストの削減、FFAで収集した点検・検針データや設備のトラブル情報などを一元管理するFM基幹システムにより、同社がNECグループで蓄積してきた各種データと比較分析することで、更なる省エネ提案や事前保全による安全・安心の実現、運用面での改善等を実施する。

料金は、個別別見積りで提供され、今後5年間で100ユーザへの提供を見込んでいる。