ニフティは、パブリック型クラウドサービス「ニフティクラウド」で、サーバ、ファイアウォール、ロードバランサーなど、インフラ環境の構築を自動化する「Cloud Automation β(クラウドオートメーションベータ)」の提供を、6月4日21時から開始すると発表した。

「Cloud Automation β」利用イメージ

同社ではこれまで、提供するWebサービスやスマートフォン向けアプリにおいて、Chefなどのフレームワークを活用したインフラ環境構築の自動化をいち早く実現。これにより、環境構築にかかる工数の大幅な削減やオペレーションミスの防止を実現した。今回、「ニフティクラウド」の顧客の環境構築をさらに支援するため、これらのノウハウを機能として提供を開始する。

本サービスは、サーバ、ファイアウォール、ロードバランサーなど、インフラ環境の構成や設定を、テキスト形式「JSON」のテンプレートを用いてコントロールパネルから一括で行える機能を備え、これにより、従来手動で行っていた作業を自動化。また、テンプレートを再利用することで、同じ構成や設定のインフラ環境を簡単に構築することができるようになる。

「Cloud Automation β」コントロールパネルイメージ

さらに、「ニフティクラウド」でよく利用される構成や設定のサンプルテンプレートを用意し、顧客の環境構築の手間の軽減および迅速化を支援する。なお、今後は正式版に向けて、環境構築の自動化だけでなく、システム運用を自動化する機能も提供する。

また、同時に、8vCPUのサーバタイプ「wlarge」の追加や高性能な追加ディスク「フラッシュドライブ(SSD)」の提供などの機能拡充も行った。