ペイパルは3日、東京・渋谷にあるセルリアンタワーにて、安全で快適にオンラインショッピング楽しむことができるオンライン決済ソリューションの紹介をするユーザイベントを行った。
同イベントには、ペイパル東京支店 カントリーマネージャー エレナ・ワイズ氏やペイパル グローバルプロダクト担当バイスプレジデント ヒル・ファーガソン氏が登壇した。
エレナ氏は、「ペイパルが日本に進出して3年、そしてソフトバンクとパートナーシップを組んでから1年たった」と述べた上で、パートナーに対して感謝の意を述べた。そして、「消費者の動向や、消費者がペイパルをどのように使うかを紹介していきたい」とコメントした。
ヒル氏は、「コンシューマーや店舗にインターネットを経由しながら様々な支払いをオンラインで済ませることができるよう、しかもセキュリティを確保した形でその支払いサービスを提供したのは今から15年前だ」と同社の歴史を振り返った。その上で、「15年がたち、モバイルデバイスが普及したことで、オンラインとオフラインの境界線が全く無くなった」と言及。そして「モバイルデバイスでバーコードをスキャンして利用することで1クリックで処理できる。そして行列待ちをなくすことができる」とコメントした。その上で、「アメリカやオーストラリアの消費者は、店に来る前に商品を発注することができる、そうすることで貴重な時間を節約することができる。これを日本で体感してほしい」と強調した。
イベントでは、東急ハンズのネットショッピングを利用したペイパルの電子決済のデモンストレーションが紹介された。外出でPCの前にいないや、電車の中といった外でクレジットカードを取り出したくないとき、代引きの315円を払いたくないときなどに、ペイパルを使うことで簡単で安全に決済をすることができると紹介した。
また、コンシューマーチェックイン機能を利用したオンライン決済についても紹介。"携帯電話も財布も持たず"に"本だけ"を持って近くのカフェに行く、という想定でデモンストレーションを実施。同社が提供している「ペイパルアプリ」を利用し、これから行くお店に事前に「チェックイン」をすることで、ヴァーチャル内で既にお店に入っている状態になる。そこでカフェの注文をし、ペイパル払いを選ぶことで携帯電話も財布も持たずに支払いを済ませることができる。
パネルディスカッションでは、All Aboutで通販・ネットショッピングの活用法ガイドをしている遠藤奈美子氏、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏、モデルで女優の冨永愛氏、ペイパル ヘッド マーケティング 原信道氏が登壇した。
冨永氏はネットショッピングのヘヴィユーザーとして、パネルディスカッションに参加。ペイパルのサービスについて、「もちろん使ってみたいです。手ぶらで現金やカードを使わずに買い物できることはスマート」と言及。「最近飼った犬を散歩に連れて行くんです。散歩の時にはそんなに荷物がもてないので、散歩の後にカフェに寄るときに便利」とコメントした。
パネルディスカッションの後、ペイパルのサービスについてブロガーから質問や要望があがり、活発な情報交換が行われ、同イベントは終始盛況のうちに幕を閉じた。