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ARMは6月3日(英国時間)、新しいARMプロセッサコア「ARM Cortex-A12」を発表した。同時に「Mali-T622 GPU」も発表している。これらプロセッサはミッドレンジのモバイルデバイスを主なターゲットにしている。
「ARM Cortex-A12」は現在ミッドレンジ向けに提供されているCortex-A9プロセッサの置き換えを狙ったもの。Cortex-A12はCortex-A9と比較して40%ほど性能が向上しているほか、仮想化機能などが追加されている。「Mali-T622 GPU」は従来のT600シリーズと比較して電力効率が50%改善しているほか、OpenGL ES 3.0をはじめ主要な標準に対応している。
「ARM Cortex-A12」と「Mali-T622 GPU」はともにスマートフォンやタブレットデバイスにおけるミッドレンジモデル向けに設計されており、向こう2年間に渡ってミッドレンジモデルのデバイスにおけるプロセッサとして採用されるものとみられる。