NTTレゾナントは6月3日、企業向けSaaS(ASP)型グループウェア「ビジネスgoo」にて、中小規模の企業に向けてBYOD(私用スマートデバイスの業務利用)機能を強化したアプリケーション「ビジネスgoo for BYOD」の提供を開始すると発表した。

「ビジネスgoo for BYOD」機能イメージ

本製品は、業務利用頻度の高い機能をBYOD対応の上、パッケージとして提供するAndroidアプリケーション。中小規模の企業に向け、モバイルワークを支援する“公私分離”機能を備え、情報漏洩対策やセキュリティを確保したBYOD機能を提供する。

公私分離では、スマートデバイス内をビジネス領域とプライベート領域を分離し、ビジネス領域のみを管理することによりプライバシーに配慮。セキュリティでは、ビジネス領域に保存されたデータは暗号化され、端末紛失時には遠隔消去(リモートワイプ)により、情報漏洩を防ぐ。

主な提供機能は、ファイル共有・ストレージ機能、スケジューラ機能、メールクライアント機能(別途IMAP対応のメールサーバが必要)、電話帳機能、セキュリティ機能(公私分離、暗号化、遠隔消去)。対応機種は、Android OS 2.3 および 4.0の機種で動作検証を実施している。

月額料金は600円/IDで、ストレージは10GBまで無料で、それを超える場合は別途料金が発生する(50GBで8,000円、100GBで1万5,000円)。