サイボウズは2013年6月3日、グループウェア「サイボウズLive」のスマートフォンアプリ「サイボウズLive for iPhone/Android」をアップデートした。今後は、スマートフォンによる利用を中心とした"スマホファースト"のサービスへと転換を図っていくとしている。

サイボウズLiveは、無料で利用できるグループウェアとして人気を博し、登録者数は50万人の無料グループウェア、そのうち12万人以上がスマートフォンを利用している。従来サイボウズでは、パソコンを主なサービス利用手段として想定して開発を進めていたが、スマートフォンによるアクセス増加を受けて、方針をスマートフォン重視にシフトするという。今回のアップデートはその第一弾として施策であり、インタフェースを大幅に刷新した。

インタフェースの改良点の1つは、アプリのナビゲーション方式を改善し、どの画面からもナビゲーションメニューを表示できるようにしたことだ。サイボウズLiveの主要機能に加えて、最近更新のあった「グループ」や「メッセージ」の一覧を表示し、必要な情報にアクセスしやすくした。

ナビゲーションが改善されたサイボウズLiveアプリ

2つ目は、新着情報のプレビュー画面の改善である。従来は投稿内容をテキストで表示していたが、添付画像や投稿者の顔写真が表示され、会話風の画面表示になった。また、過去の未読コメントの展開表示や「いいね!」の付加など、プレビュー画面でできる操作が増加した。

投稿内容のプレビューが見やすくなった

今後サイボウズでは、リアルタイムコミュニケーション機能などスマートフォンを使ったスムーズな協調作業を実現する機能の開発を進めていくとしている。