アドビ システムズは31日、映画・CM・テレビ番組などの分野で活躍する映像総合サービス企業のIMAGICA社が、Adobe Creative Cloudで提供されている映像編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC」を導入したと発表した。
IMAGICAでは、4K映像の制作が今後はデジタルシネマだけでなく、テレビ放送でも増えていくことを見据え、新たな4K映像編集システムの導入を検討していたという。今回導入が決まったAdobe Premiere Pro CCは、毎秒約60コマの4K映像にも対応する編集システム構築での高い処理能力が評価されたもので、同社は今後、日本ヒューレット・パッカード、NVIDIA、インテル、クレッセントといったサードパーティ製品各社との協力関係のもと、本ソフトでの4K映像編集に最適なシステムの調査・研究を続けるという。
IMAGICA技術推進室 R&Dユニットユニットマネージャーの菊田和弥氏は、「2014年より4Kテレビ放送の開始が予定されている中、IMAGICAでは4K映像に対応する編集・制作システムの拡充を検討してまいりました。そして、このたびAdobe Premiere Pro CCをベースとしたシステムが当社環境のラインナップに加わることにより、4K映像編集システム構築の体制を強化することが出来ました。これにより、IMAGICAでは4K映像制作において、お客様のニーズに今まで以上にお応えできるものと思います」と述べている。