テラスカイは、コーディングすることなく、Drag&DropでSalesforceの画面開発が可能な「SkyVisualEditor」を、6月30日にV3.2へバージョンアップしたと発表した。
これまで、Salesforceの画面は、シンプルな基本サービス内の機能で作成するか、SI事業者などプロフェッショナルな技術者へ開発依頼することが一般的だったが、「SkyVisualEditor」の利用により、画面開発のニーズが高い画面をウィザード形式などで簡単、迅速に作成でき、帳票やシステム移行前と同じ画面をSalesforce上に表示するなど、Salesforceの画面作成を大幅に簡略化できる。
今回のバージョンアップの主な追加機能は、「ウィザード形式の画面作成機能の追加」、「検索テンプレートの強化」、「ToDo(Task)オブジェクトの入力対応」。
複数ページに入力項目を分けて表示し、最後の確認画面で入力値を確認してデータを保存することが可能な、ウィザード形式の画面作成機能の追加により、一画面に表示する項目を最小限に絞ることが出来るため、システムを使い慣れていないユーザーでも、手順に従って迷わず入力できる画面を作成することが可能になる。
また、SkyVisualEditorユーザーの利用頻度が高い検索テンプレートに、ユーザーからの要望に応え、より柔軟な検索条件の設定ができる機能を追加「検索条件項目として、5階層までの主(親)オブジェクトの項目が設定」、「選択リスト項目において複数の選択肢(例:AまたはB)を指定」、「日付項目、日付/時間項目の値が未設定のレコードという条件を指定能」。その他、項目のラベル表示有無の指定など使い勝手をよくする機能も複数追加された。
さらに、入力項目として、ToDoオブジェクトを使用することが可能になり、その他、多数の画面デザインの自由度が上がる機能追加だけでなく、ユーザーのローカルバックアップの要望に対応し、Studio画面(開発環境)のページをローカル端末に保存できる機能の追加や、Studio画面からApexクラス・Visualforceページを削除する際に、クラス名やページ名だけでなく詳細説明を表示するなど、SkyVisualEditor利用者の開発生産性をあげる機能の追加や改善が実施される。