富士ゼロックスシステムサービスは、行政の現場で利用されている外字含む約9万文字をWebブラウザ上で表示することができる「Web文字基盤サービス」の提供を開始した。

Web文字基盤サービスの概要

「Web文字基盤サービス」は、PCに標準搭載されていない外字を含む約9万文字をWebシステムに組み込むためのアプリケーション・インタフェースの提供、および実装に必要なコンサルティングを行うサービス。Webシステムの開発時に同社が提供するクラウド型の文字基盤をHTMLタグで埋めこむことで、エンドユーザーの環境に依存することなく、外字の入力および表示が可能となる。

また、このサービスの約9万文字の文字基盤は、同社が全国約1,000自治体の戸籍システムの構築で培った氏名および住所で使用される文字情報と、国際標準に準拠した「IPAmj明朝フォント」を合わせて整理した物で構成している。そのため、氏名や地名、中国簡体字などの正式な文字表現が実現できるとのこと。

なお、同サービスは、各種申し込みサイトの入力や表示などに大きく貢献するサービスとして、行政や民間企業のWebシステム・サービスに対して提供していく。価格は、Web文字基盤サービスの導入整備を含め、1システムあたり600万円~となっている。