リコーは、カラー複合機の新製品として「RICOH MP C6003/C5503/C4503/C3503/C3003シリーズ」5機種19モデルを6月5日から順次発売すると発表した。
60枚機を含めすべての機種で、本体サイズは幅587mm×奥行685mmと省スペースを実現し、リコー独自の「カラーQSU技術(DH定着方式)」の搭載などの環境配慮設計により、TEC値は業界トップクラスを実現した。基本性能も強化しており、プリンタ解像度は4,800dpi相当×1,200dpiを実現し、用紙対応力はA3トンボ出力が可能なSRA3(320mm×450mm)サイズに対応した。
ラインナップは以下のとおり。
製品シリーズ名 | モデル数 | 連続複写速度(A4ヨコ・毎分) | 価格(税別) |
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RICOH MP C6003シリーズ | 3モデル | カラー/モノクロ:60枚 | 244万円~268万円 |
RICOH MP C5503シリーズ | 5モデル | カラー/モノクロ:55枚 | 196万円~241万円 |
RICOH MP C4503シリーズ | 5モデル | カラー/モノクロ:45枚 | 171万円~216万円 |
RICOH MP C3503シリーズ | 3モデル | カラー/モノクロ:35枚 | 147万円~192万円 |
RICOH MP C3003シリーズ | 3モデル | カラー/モノクロ:30枚 | 125万円~170万円 |
新製品は、一部モデルにフリックやドラッグなどの操作が可能な10.1インチのカラー液晶を搭載した「MultiLink-Panel」という新しいユーザーインタフェースを採用。フルブラウザ機能を搭載し、HTML5にも対応する。同社では「MultiLink-Panel」を複合機の操作パネルとしてだけでなく、複合機を共用情報端末として捕らえ、情報表示画面としても活用していく方針だ。
MultiLink-Panelを通じて拡張機能と連携する各種アプリケーションの追加ができ、例えば、セレクト型クラウドサービス「JobMagic」や総合インターネットサービス「NetRICOH」との連携が可能。
JobMagicでは、タイムカード代わりに出社・退社時間の打刻したり、OCR変換を行う名刺登録、文書管理/印刷などをサポートする。同社では、2013年12月には、MultiLink-Panelアプリ向けのSDKをリリースする予定だ。
また、今回両面印刷時の用紙反転経路やローラの配置等を見直すことで、両面ユニットそのものをコンパクト化して本体内部に内蔵。新製品の60枚機MP C6003シリーズは、従来の50枚枚機「MPC5002」に比べ、横幅を83mm短くしたほか、重量も約20%軽量化している。
さらに今回、外出先からの参照を可能にするファイル共有オプション「RICOH e-Sharing Box タイプM3」を同時に提供する。このオプションでは、複合機に接続しファイルを保存するための「RICOH e-Sharing Box」を提供。この中には、受信FAXや複合機でスキャンした文書をPDFに変換して自動保存できるほか、LAN上PCからWord、Excel、PowerPointなどのファイルを保存できる。保存された文書は、RICOH クラウドサービス CXを介して、外出先から、PCやスマートデバイスを使って参照できる。