Silicon Laboratories(Silicon Labs)は、クラウド・コンピューティングやネットワーキング機器が必要とする、低ジッタの基準クロックを提供する水晶発振器(XO)「Si535/Si536」を発表した。

2製品ともに、同社のDSPLLテクノロジーを用いたXOで、200fsRMS(10kH~1MHz積分)のジッタ性能を達成しており、一般のイーサネットやファイバ・チャネルの基準周波数として使用することが可能なほか、2.5V/3.3VのLVDSとLVPECL出力フォーマットをサポートし、全安定性は±20ppmおよび±31.5ppmとなっている。

また、DSPLLテクノロジーにより、競合する低ジッタXOが必要とする特別な三次高調波(OT)水晶やSAWデバイスを使わずに、任意の出力周波数を発生することが可能なほか、工場出荷時に周波数設定ができるため、カスタム発振器のような長いリード・タイムを削減することが可能だという。

なお、2製品ともにすでに量産出荷を開始しており、サンプルは2週間で出荷可能で価格は、1万個時の単価が8.24~11.35ドルだという。