AMDは、スケールアウト型のサーバアーキテクチャに最適化された、省電力サーバプロッセッサ「AMD Opteron Xシリーズ」(開発コード名:Kyoto)を発表した。
同プロセッサの第1弾としては、Jaguarコアをベースとした「Opteron X1150(4コア、最大2GHz駆動)」および、同コアにGPU「AMD Radeon HD 8000(128コア)」を統合したAPU「Opteron X2150(4コア、最大1.9GHz駆動)」の2製品が提供される。
2製品ともに1ソケット当たり32GBのDDR3 DRAM(最大DDR3-1600)をサポートするほか、TDPはX1150が9~17W、X2150が11~22Wと、マルチメディア指向のサーバワークロードなどを、低消費電力で処理することが可能となっており、同社では、ビッグデータ分析や画像処理、マルチメディア・コンテンツ配信、ホスティングなど次世代のスケールアウトのWebやクラウド・アプリケーションに最適だと説明している。
なお、同プロセッサの1000個単位の単価はX1150が64ドル、X2150が99ドルとなっているほか、すでにHPのサーバ「Moonshot」に組み込まれることが決まっているという。