グレープシティは29日、プラットフォームごとに多数のコンポーネントを収録したスイート製品の新バージョン「ComponentOne Studio 2013J」とjQueryウィジェット集「Wijmo Professional 2013J」を発売した。どちらもサブスクリプションライセンス形態にて提供される。

ComponentOne Studio 2013Jは、WindowsフォームやASP.NET、WPFなど幅広いプラットフォームで業務システムを開発するためのコンポーネントセットである。開発プラットフォームを限定した4つのエディションと、すべて収録した「Studio Enterprise」「Studio Enterprise」にドキュメント作成ツールとXAML最適化ツールを加えた「Ultimate」という上位製品が用意されている。どのエディションにおいても、データグリッドや帳票、チャート、各種UI部品などを収録し、あらゆる業種のアプリケーションを短期間・少人数で開発できることを売りとしている。

Wijmo Professional 2013Jは、グリッド、チャート、スケジュールなどカテゴリを網羅し、jQuery UIの標準ウィジェットよりも高度な機能を提供する。HTML5/CSS3、SVGなどの最新技術や、クロスブラウザにも対応。Internet Explorer、Firefox、Safari、Chrome、Operaなど主要なWebブラウザをサポートする。

シリーズ構成

グレープシティでは、新製品の発売に合わせてバージョンアップキャンペーンを実施する。従来バージョンの登録ユーザーの場合、サブスクリプションの初期費用を最大60%割引するほか、データグリッドの「FlexGrid」やチャートコンポーネントの「TrueChart」など、ComponentOne Studioシリーズの単体製品として販売していた製品からの乗り換えにおいても特別価格を提供するという。

また、ComponentOne Studioシリーズ専用のWebサイトをオープンし、各コンポーネントの使い方や機能などの詳しい情報を発信していくほか、コンポーネント単位でのアップデートをWebサイトから行えるようになるという。2013Jには「C1Live」という管理ツールが付属しており、これを用いてWebサイトにアクセスすると、収録コンポーネントをモジュール単位(dllファイル)でダウンロードしたり、以前のバージョンに戻したりすることが可能となる。