Java Programming Language |
日本オラクルは5月23日、Java SE 7 APIドキュメントのすべてを日本語に翻訳したと発表した。「Java Platform Standard Edition 7 API」で提供されるすべてのドキュメントが日本語化されているという。日本オラクルは5月14日の段階でJava Platform Standard Edition 7の最新の日本語文書を公開したと発表していたが、この時は一部のドキュメントは翻訳が完了していなかった。今回の発表でJava SE 7を使った開発において必要になるドキュメントの大半が日本語で提供されるようになったことになる。
技術流動の速いITの分野では、最新技術の開発現場での意思疎通には英語が使われ、リリース時に提供される文書も英語のみで提供されていることが多い。IT業界においては避けることが難しいことだが、日本語を母国語とする開発者による国内の開発においては、資料が英語のみの場合、現場の開発者が情報を得る情報源としては機能しにくいところがある。
Javaは特にエンタープライズシステムの開発に実績があり、大規模システムの開発に使用されている。Oracleから日本語の技術資料が提供されることは、国内におけるJavaを利用したシステム開発にとって効果が見込まれる。