経済産業省は、省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議が「夏季の省エネルギー対策について」を開催し、電力需給に関する検討会合により「2013年度夏季の電力需給対策について」を決定した。
これは、エネルギーの需要が増大する夏季に、省エネルギーの重要性を確認し、その取組を浸透させるため、省エネルギー対策を決定し、政府自らの取組を確認するとともに、各方面に省エネルギーへの取組を呼び掛けるもの。
今夏の電力需給は、電力管内でも電力の安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保できる見通しである一方、東京電力を含む9電力の管内において、大規模な電源脱落等が発生した場合には電力需給がひっ迫する可能性もあり、引き続き予断を許さない状況でもある。
そのため、2013年度夏季についても、電力需給対策に積極的に取り組む必要が高く、省エネルギー対策においては、電力需給対策と一体となる取組をより一層推進することが必要となる。
そこで、事業者及び国民(特に中小企業)に向けて、今夏の省エネ・節電に理解・協力を求め、今夏の電力需給の見通しや省エネや節電に係る政府方針等を説明するセミナーを開催する。
また、同セミナーでは、国や地元自治体の省エネに係る施策(補助金等)の説明、電気事業者による料金メニューの案内、中小企業の経営力の強化につながる「環境経営」の重要性について専門家が講演する予定となっている。