東芝情報システムは、ヘルスコアシリーズの見守りシステムを、病院、老健、特養、グループホーム他介護施設に向けて本格導入をはかり、平成25年度は1億円、平成27年度の介護ロボット介護保険適用時には、ヘルスコアシリーズをさらに充実させ本システムで5億円、従来からのHIS領域も含めヘルスケア事業を100億円のビジネスとする計画を発表した。
同社の介護施設向け見守りシステムは、お年寄りがベッドから降りる前にその危険を察知し、ベッドに設置した離床センサーからの異常をセンサーサーバ経由で端末(スマートフォン)に通知し、端末側からベッドサイドに取り付けた(プライベートに配慮した)カメラ映像を確認することができる。これにより施設内で約40%を占める転倒・転落事故の削減がはかれること、また、少人数で日々多くの被介護者に対応する介護士の負荷軽減の一助となる。
介護・見守りシステムは、床数規模や要注意被介護者数等の施設のニーズに合わせて提供され、同社はさらに近日中に見守りシステムを、在宅における独居老人の孤立死を防止するシステムに対応予定としている。