クラウド・スコープ・テクノロジーズは23日、同社のMPLS(Multi-Protocol Label Switching)網監視システム「Hexa」を拡張し、ネットワークプロトコルのLDP(Label Distribution Protocol)に対応した新バージョンとして、同日より販売を開始した。

LDPは、MPLSパケット転送技術の基本的なプロトコルの1つであり、網の初期設定が比較的容易になるというメリットがある。通信事業者や大手企業などの大規模ネットワークで採用されることが多いが、経路の設定・変更が自動的に行われることから、監視が困難だった。

今回追加した新機能(LDP)の表示画面例

今回、クラウド・スコープ・テクノロジーズは、「LDP上で設定されたLSPの経路を見える化する機能」「障害監視機能」「LDP上で稼働するIPVPNの障害監視機能」という3つの機能を開発し、Hexaに追加した。従来、LDPを採用したネットワークにおいては網の監視を手作業で行なっていたが、この拡張によって監視作業が自動化され、管理業務の効率化と高品質なネットワークの提供が可能になるという。