サイバーエージェントは5月22日、スマートフォン向けコミュニティサービスなどを提供する「Ameba」において、子どもを持つ母親向けのサービス展開を行う「ママ事業部」を設立することを発表した。同事業部による取り組みの第1弾として、自宅でも仕事を受けることができる育児中の女性を対象としたクラウドソーシング事業を開始するとしている。
ママ事業部では、インターネットサービスを通して母親同士のコミュニケーションや生活をサポートする事業展開およびサービスの開発が行われる。
「Ameba」ではこれまでもママブロガーを会員組織化した「AmebaGGmom's」や、ママ向けのフリーマーケットイベント「マムズフリマ」など、母親にフォーカスをした事業やサービス展開を行ってきたが、ママ事業部設立によってさらに事業を強化する狙いがある。
また、同社はこのほど開始するクラウドソーシング事業によって、育児中の女性に対して幅広い働き方を提案するとのこと。自宅で育児をしながらインターネット経由で仕事を受託できる仕組みやサービスを提供することで、母親が仕事をする機会を創出し、仕事と育児の両立の支援につながることを期待しているという。
なお、育児中の20代から30代の女性を対象に「Ameba」サービス内で実施したスマートフォン利用に関する意識・実態調査(2013年4月8日発表)では、82%の人が家事にスマートフォンを活用しているという結果が出ている。スマートフォンの普及に伴い、これまで以上に母親の生活とインターネットが密接な関係になっていることがうかがえる。