米VMwareは5月21日(現地時間)、同日開催されたイベントの中で、VMware vSphereを基盤に構築され、VMwareが運用するIaaSであるVMware vCloud Hybrid Serviceを発表した。
本サービスは、VMwareのソフトウェアをパブリッククラウドに拡張、これにより、オンプレミスとオフプレミスの両環境で、同じ技術、ツール、ネットワーク/セキュリティのシステムを利用できる。
VMware vCloud Hybrid Serviceは、VMware vSphere上での動作が保証された数千のアプリケーションと90以上のOSをサポート。vSphereをベースとするvCloud Hybrid Serviceは、ビジネス クリティカル アプリケーション向けのレプリケーションなどの機能を提供する。また、VMware vMotion、High Availability、Distributed Resources SchedulerなどのvSphereの機能も活用できる。
vCloud Hybrid Serviceのシンプルな管理アプローチにより、現在と同じツールとプロセスでオンプレミス/オフプレミスの両環境を管理でき、vSphereの管理者は無料のvCloud Connectorプラグインを使用して、vSphereクライアントから仮想マシンの閲覧、管理、移行を実行できる。
サービスはパートナを通じて販売され、標準的なSKUによるオンプレミス向けのVMwareライセンスと同じ方法で販売される。
VMware vCloud Hybrid Serviceは米国を対象としており、6月よりEarly Accessプログラムを通じて提供され、一般出荷は2013年第3四半期を予定。日本を含むアジア太平洋地域での提供開始は2014年の予定。