コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、島根県警生活環境課と浜田署が5月14日に、ファイル共有ソフト「Share」を通じて漫画コミックを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた島根県の会社員男性(43歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕し、翌日、松江地検浜田支部に送致したことを発表した。

あわせて、大阪府四条畷署が5月16日に、インターネットオークションを悪用して海賊版PCソフトを販売していた大阪市のアルバイト男性(33歳)を、著作権法違反(海賊版の頒布)の疑いで逮捕したことも公表された。

島根県の男性は2012年8月7日ごろ、Shareを通じて、集英社の発行する漫画コミック「ハチワンダイバー 第2巻」を権利者に無断でアップロードし、著作権を侵害した疑いが持たれている。警察の調べに対し、男性は容疑を認めているとのこと。

大阪市の男性は、2012年10月18日ごろと同月23日ごろ、カプコンが著作権を有するPCソフト「バイオハザード4」(日本版)他2タイトルが複製されたマイクロSDカードおよびUSBメモリーを大阪府内の男性に対し、1万1250円で販売していたという。なお、この男性はゲームの進行状況やキャラクターのステータスを意図的に改変したデータなどを海賊版ソフトとセットで販売していたと見られている。警察の調べに対して男性は、生活費のために海賊版を販売していたと供述しているという。