富士ゼロックスは20日、最大42インチの広幅用紙に対応したカラーインクジェットプリンター「DocuWide C842」を発売した。価格は2ロールの用紙をセットできる「DocuWide C842-2R」が698万円、4ロールモデルの「DocuWide C842-4R」は748万円(いずれも税別)。
「DocuWide C842」は、大判図面などを扱う広幅ドキュメント市場向けに発売されたカラーインクジェットプリンター。本製品ではCMYKの4色インクを噴出するプリントヘッドを一列に並べることで、フルカラーでA0サイズ7枚/分の高速印刷を実現。さらに、1.4ピコリットルまで微細化したインク噴出技術により、カラー/ハーフトーン出力の高階調表現や、細かな線画を含むドキュメントも高精細に印刷可能となっている。出力解像度は1,600×1,600dpi。
また、本製品には2ロールモデルと4ロールモデルが用意されており、紙質によって異なる2インチコア、3インチコアの用紙を同時にセットする、もしくは普通紙で印刷した後にコート紙で印刷するなど、2種または4種の用紙を交換せずに連続印刷できる。このほか、印刷完了データの上書き 消去といったセキュリティー機能、環境保全に貢献するエコモード、上下左右に角度調整できるコンパクトなタッチパネルなどを搭載。同社の既存製品「DocuScan C1500」や「DocuWide 6055 MF」シリーズの広幅カラースキャナーとも連携可能とのこと。