アシアルはこのほど、モバイルアプリデベロッパーの動向に関するグローバル調査レポート「Devloper Economics 2013」の日本語版を発行した。同レポートは、英Vision Mobile社が実施した調査をもとにしたもので、全90ヵ国における3400人以上のアプリデベロッパーが調査対象となっている。
Devloper Economics 2013のグローバル調査は今回で4度目となるが、2013年からアシアルがマーケティングパートナーとして同調査に参画したことで、日本語版レポートが公開されるようになった。
発表によると、モバイルデベロッパーのマインドシェアはAndroidがリードしており、現在、デベロッパーの72%がAndroidアプリを開発しているという。iOSのマインドシェアは前回調査から4%ダウンしているが、48%のiOSデベロッパーはiOSをリードプラットフォームとして使っているという結果も出ている。
なお、AndroidもしくはiOSの片方だけの開発しか行っていないデベロッパーの売上は、両方行なっているデベロッパーのおよそ半分だという。
また、調査対象の90%の人は、サードパーティが提供するデベロッパーツールを利用しており、平均して1.47個のツールを同時に使っているとのこと。最も普及しているのはアドネットワーク(34%)で、ユーザー解析(28%)とクロスプラットフォームツール(27%)がこれに続く。
デベロッパー向けのツール市場はこの3年間継続して成長しており、多くのスタートアップ企業が勃興しているという。一方で、モバイルマーケティング分野、エンタープライズ分野を中心に整理統合が行われつつあり、同社は2015年まではこの傾向が続くと予想している。
日本語版のレポートはWebサイトからダウンロードできる。