The purpose of Linux Mint is to produce a modern, elegant and comfortable operating system. |
最近のLinuxディストリビューションで勢いがあるもののひとつにLinux Mintがある。Linux MintはUbuntuをベースに採用したLinuxディストリビューション。UnityといったUI環境へ舵を切ったCanonicalに対するクロスカンター的なポジションにあるディストリビューションで、最新のコンポーネントを使って従来のUIを保持し続けているところに特徴がある。
絶対的な知名度や話題度ではUbunutに遠く及ばないが、ほとんどのLinuxディストリビューションが検索上でのにぎわいを減らしている中、Linux Mintはこの5、6年かけて存在感を増し続けている。
Linux Mintの開発チームは5月15日(米国時間)、次期リリースへ向けた「Linux Mint 15 "Olivia" RC」を発表した。最新のMATEとCinnamonを採用し、これまででもっとも野心的なリリースだとして自信を見せている。
CanonicalはデスクトップPCからスマートフォン、タブレットデバイス、セットトップTVなどで同じUX体験を提供するとしており、ユーザインタフェースの開発に積極的。デスクトップをメインに使うユーザの中にはこうした動向に違和感を覚え、従来のスタイルのUIを保持し続けるLinux Mintに移行するユーザもいる。