サーコム・ジャパンは5月16日、屋外用途で使用可能なエンタープライズアクセスポイント(EAP)「AP-222AO」のOEM供給を開始すると発表した。
無線LANのアクセスポイントの数は増加傾向にあり、それは企業内でも同様で、2012年度のEAP市場規模は約90億円(約22万台)と言われている。市場成長率も前年度比25%で、コンシューマ分野と比べても相当な伸びが今後も見込まれている。
同製品は屋外用途のEAPとして、以下の3分野での利用を想定してOEM供給を行っていくとする。
- メガソーラーメンテナンス、工場ネットワークの無線化などのM2MネットワークのIP化
- ストレージボックス、駐車場など、空き地利用ビジネスの活用の増加
- 商店街や商業施設での公衆無線LAN利用において、屋外にいるユーザーへの無線LANホットスポットの提供
また、こうしたニーズへの対応に向け、同製品ではIP66対応による完全防塵防塁をサポートしているほか、IEEE802.1Q、IEEE802.1Xへの対応や拡張性の担保に向けた4本のN型同軸コネクタのサポートがなされている。
なお、同社では同製品を国内の無線機器メーカー、サービスプロバイダに提供することで、屋外での無線LAN利用のサポートしていくとしており、販売初年度として5000台の出荷を目指すとしている。