日立製作所(以下、日立)は、PCサーバに維持保守サービスや保守員による定期点検サービスをセットにして提供する「おまかせ安心モデル」において、サービス内容の強化と対象機種の拡充を行い、5月31日から提供を開始すると発表した。

日立のハードウェア保守サービス

日立は、サーバ機器などのハードウェアを購入する際に、保守サービスも一括して注文し、導入を簡便化したいというニーズ、また、ハードウェアの障害を未然に防止するなど、システムの安定稼働に対するニーズに対応すべく、2005年12月に「HA8000シリーズ」および周辺装置などにおいて、3年間の無償保証と期間中の維持保守サービス、定期点検サービスなどをセットで提供する「おまかせ安心モデル」を製品化。

さらに、2010年10月には無償保証期間について4年間および5年間も選択可能とし、2012年8月には無償保証期間を6年間ないしは7年間までに長期化した「おまかせ安心ロングライフモデル」を製品化するなど、ラインアップの拡充を進めてきた。2012年度には、「HA8000シリーズ」の出荷台数の約30%が「おまかせ安心モデル」および「おまかせ安心ロングライフモデル」となっている。

今回のサービス内容の強化は、維持保守サービスの対応時間が従来の平日8時から19時に加え、24時間365日対応を選択可能にするとともに、ハードウェアの設定・運用などの支援サービスと、サーバシステムの使用終了時にHDDを物理的に破壊し情報漏えいを防止するサービスを追加し、システムの長期間の安定稼働を支援する。

さらに、基幹システム向けのニーズに対応するべく、従来、日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」のみであった本モデルの対象となるサーバ機種に、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のブレードサーバ「BS500」を追加した。

価格は、「HA8000/TS10」の場合で27万4,050円から。「BS500」の場合で230万1,600円から。