リコーは15日、プロダクションプリンター「RICOH Proシリーズ」の新製品として、「RICOH Pro C5110S」と「RICOH Pro C5100S」の2機種を発表した。発売日は6月10日で、価格はC5110Sが618万円、C5100Sが498万円(いずれも税別)。

「RICOH Pro C5110S」オプション装着イメージ

今回発表された新製品は、同社カラープロダクションプリンターのラインアップを強化するもので、既存製品が対応している企業内印刷ニーズなどに加え、オフィス市場におけるプリントオンデマンド(POD)やデザイン・広告市場におけるカンプ出力などのニーズにも応える。

具体的な特徴としては、新開発の独自技術により凹凸紙へのトナー転写性と定着性が向上したほか、多様なサイズの封筒への印刷を可能にするなど、用紙対応力を大幅に強化。また、独自の重合法によるオイルレスの「カラーPxP-EQトナー」の採用や、面発光型半導体レーザー VCSEL技術の搭載により、1,200x4,800dpiの書き込み解像度など、プロフェッショナルニーズに応える高画質化も実現している。

このほか、連続出力速度はカラー/モノクロともに最大80ページ/分(A4ヨコ)を実現(C5110Sの場合、C5100Sは65ページ)するなど、生産性向上をサポートする機能も充実させた。さらにオフィス機並みの省スペース性能も備えており、本体サイズはW799×D880×H1,648mm(手差しトレイ未使用時。オペレーションパネルを含まず)となっている。