丸紅情報システムズは、米Delphixと販売代理店契約を締結し、5月15日よりデータベース仮想化ソリューション「Delphix Server」の販売を開始すると発表した。
「Delphix Server」は、仮想的にデータベースを複製・同期・圧縮するデータベース仮想化ソリューション。OracleとSQL Serverに対応する。
Delphix Serverは、内部に本番データベースの複製を生成し、生成した複製データベースは複製元である本番データベースと同期することで、最新の状態で保持することができる。複製データベースの容量は、Delphixのフィルタリングおよび圧縮技術により、複製元である本番データベースの容量のおよそ4分の1に抑えることができるという。
Delphix Serverは内部の複製データベースを使用することによって、複製元である本番データベースの特定の時点の状態を仮想データベースとして無制限に生成することができ、仮想データベースは、通常の読み書き可能なデータベースとして独立して動作し、その仮想データベースを物理データベースへ移行することが可能。
また、キャッシングにより、パフォーマンスと統合率においてI/O負荷を60%改善し、1つ分のスペースで20の仮想化データベースを通常のパフォーマンスで実行可能だという。
同社では、大規模なデータベースシステムを複数保有する大企業を中心に、初年度3億円の売り上げを目指す。