アドビ システムズは、同社のサブスクリプション制サービス「Adobe Creative Cloud」のFAQを更新し、その利用に関するさまざまな疑問に対して回答を掲載した。
このたび更新された同サービスのFAQページでは、Creative Cloudのデスクトップアプリケーション(PhotoshopやIllustratorなど)の使用に、インターネットへの常時接続が必要かどうか、という質問が掲載されており、同社は「常時接続は不要」と回答している。これは、Creative Cloudのアプリケーションは、コンピューターにインストールして使用するため。ただし、アプリケーションのインストール時およびライセンス認証時にはインターネット接続が必要となる。年間プラン加入者に関しては30日ごとにインターネット接続を求められるが、オフラインでも最長99日間継続して使用することが可能だと記載されている。
また、最新版の「CC」ブランドのアプリケーションにおけるCS6用ファイルの書き出しができるかという質問に関して、Photoshop、InDesign、Illustrator、Flash Professional、Dreamweaverが対応していることを公開。これ以外の製品では、CS6への書き出し機能は将来のリリースにおいてもサポートされない。前述の対応製品に関しても、CS6以降に追加された機能に関しては、書き出したファイルおよびCS6アプリケーションでサポートされないこともあるという。
そのほか、Creative Cloudの有償メンバーシップ加入者に提供されるストレージの使用方法についても詳細に説明。有償メンバーシップを解約した場合、ストレージへのアクセスが制限されるまでの間に90日間の猶予期間が設けられるため、この間にファイルをローカルにダウンロードすることが推奨されている。ストレージ自体の利用に関しても、無償メンバーシップを利用することで、2GBのストレージを使うことができることを改めてアナウンスした。なお、現在、有償メンバーシップに付与されるストレージ容量は20GBとなっているが、追加容量が2013年下旬に販売開始される予定となっている。