Broadcomは、小中規模事業者(SMB)とエンタープライズクラスのネットワークに最適化され、高度に統合された低消費電力コントロール・プレーン・プロセッサSoCの新規ラインアップとして、最大1.2GHz駆動のデュアルコアARM Cortex-A9プロセッサを搭載した「StrataGX BCM58525シリーズ」を発表した。
同シリーズは、1.2GHz駆動のCortex-A9コアを搭載することで、従来世代品比で20%のパフォーマンス向上が可能。また、統合型10/100/1000M PHYによる部品コストならびに消費電力の削減が可能なほか、プログラミング可能な統合型暗号化アクセラレータがパケット処理タスクをCPUからオフロードし、2Gbps IPsec のパフォーマンスを実現する。
さらに、専用のパケット・バッファ・サブシステムにより、集約プロセッサの速度を従来世代品比で20%以上向上させることが可能となっている。
加えて、従来製品である「StrataConnect/StrataXGS」と共通のアーキテクチャを採用しているため、ソフトウェアの再利用が可能なほか、LDK(Linux開発キット)の活用により、設計の複雑さを軽減することが可能となっている。
なお、同シリーズはすでにサンプル出荷が開始されており、量産出荷は2013年第4四半期を予定しているという。