米Googleは5月13日(現地時間)、「Gmail」「Google Drive」「Google+ Photos」のオンラインストレージを統合すると発表した。3サービス共有で、無料ストレージ容量は15GBになる。アップデートのロールアウトには数週間を要するという。
昨年10月にGoogleはDriveとPicasa Web Albums (現Google+ Photos)のストレージを統合しており、現時点で無料ユーザーはDrive/Google+ Photos用に5GB、Gmail用に10GBを使用できる。3サービスのストレージが統合されて無料15GBの共有ストレージになることで、さらにストレージを管理・運用しやすくなる。例えば、メール用のスペースがそれほど必要なければ、5GBを超えてフルサイズの写真を保存できる。統合後はGoogle Driveストレージ・ページがアップデートされ、1カ所で共有ストレージの使用状況を確認できる。こうした変更は、特にChromebookやAndroidデバイスなどGoogleアカウントでログインするモバイルデバイスのユーザーにとって大きな改善になりそうだ。
Google Driveで作成したGoogleドキュメント (文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、図形描画など)はストレージ割り当てを消費せず、また標準サイズ (長辺2,048ピクセル)の写真は無制限にGoogle+に保存できる。統合後の有料ストレージは、100GBが4.99ドル/月、200GBが9.99ドル/月。現在提供されている25GBプラン(2.49ドル/月)は無くなる模様だ。現在Drive/Google+ Photos用に有料ストレージを契約すると、自動的にGmailのストレージが25GBにアップグレードされ、これがGmail用ストレージの最大容量になっているが、統合後は25GBを超えてGmailを使用できるようになる。
Google Appsユーザーも同様にオンラインストレージが統合され、30GBの共有ストレージを使用できるようになり、Gmailの制限が25GBから共有ストレージ容量に拡大する。まずは数週間中にRapid Releaseドメインに対してロールアウトするという。