富士通ソフトウェアテクノロジーズは6月10日、C/C++および、Javaのソースコード静的解析ツール「PGRelief(ピージーリリーフ)」の新バージョン「PGRelief 2013」の販売を開始すると発表した。
本製品は、同社がこれまで実施した100システム以上のソースコード診断経験や10年以上のオフショア開発の品質管理で培ったノウハウを元に、ソフトウェアの品質課題に加えて改善策をレポートする品質監査支援機能を、ソースコード静的解析ツールで初めて搭載。これにより、ソースコード単位だけではなく、機能/システム全般での改善点の把握を可能となった。
これまでの製造工程における品質判断は、オフショア側の申告(レビュー結果等)によるものが中心だったが、本製品では、オフショア側の申告に頼らず、生産物であるソースコードのみで客観的な品質判断・改善案をレポートすることにより、委託元主導の品質改善を図ることができる。
新バージョンのポイントは、品質監査支援機能の追加(PGRelief C/C++,PGRelief J)で、個々のソースコードのチェック結果をプロジェクトや機能単位でまとめ上げ、品質に問題があるプロジェクトや機能、その理由や改善方法を診断レポートとして生成する。
また、欠陥や非互換に対する検出強化では、PGRelief C/C++での強化で、より強力にファイルへの操作誤りを検出できるようにチェックルールを追加し、これまで以上に安全、安定したアプリケーション開発を可能とする。
さらに、PGRelief C/C++での強化としてMicrosoft Visual C++2010のプログラムの解析、JDK7.0で開発したプログラムの解析が可能になった。
製品の価格(税別)は38万円から。