「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」

富士通は5月10日、仮想環境・クラウド環境の導入・運用の負荷が軽減された垂直統合型仮想化・クラウド基盤「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」を発売した。 本製品は、富士通がクラウドシステム構築や運用で培ってきた技術・ノウハウを基に、サーバ、ストレージ、ネットワークの構成から運用設計・管理までを最適化した状態でユーザーに提供する。

製品は、従来から提供している「Cloud Ready Blocks」を機能強化した、富士通の垂直統合プラットフォーム体系「Dynamic Integrated Systems」に基づく第二弾の製品となる。

ラインアップは、大きくExpress ModelとEnterprise Modelに分かれ、仮想マシンの搭載台数目安としてExpressは~60VMおよび~160VMの2タイプ、Enerpriseは~1,000VMタイプが用意され、それぞれハードウェア構成などが異なる。販売価格は990万円から、6月中旬より出荷を開始する。

富士通は、本製品をITモダナイゼーションを可能にするインフラ基盤として位置づけ、リソース追加次の運用自動化機能や、物理・仮想・クラウド基盤全体のインフラシステム統合監視機能などを実装し、ハイブリッドクラウドへも対応するなど強化を図った。またDNにも対応し、仮想サーバの配備・移動時におけるネットワーク設定が自動化され、システム全体の運用管理コストを最大約60%削減できるという。

FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocksの構成内容